どうして下に見られなければならないんだろう

 ふとしたことから、同じ会社の他部署から、私の所属している部署が、いわゆる「下」に見られているということを、この春に異動していった人間から聞いた。いや、あらためて聞かなくても、前から、そういうふうな感じがあることはわかっていた。同じ会社の他部署は、もともとがコストのカットと仕事の分担を会社間で切り分けるために親会社から丸ごと移されてきた部署だ。

 元は全部、親会社からの出向社員ばかりだったのが、だんだんと子会社プロパー社員との入れ替えが進んでいる。だんだん馴染み始めていると思っていた。

 なのに、この部署の、親会社から受けた仕事の見積作成のミスの責任が、いわば現場である私の所属している部署に、チェックが甘いということで押しつけられてしまった。複雑で現場の人間でなければわかりにくいようなこと、見積作成の過程で現場の人間が助言していた、などなら仕方がないが、特に相談もなく、見積もる人間がほぼ常識にすべきことでミスをしたのにだ。

 不幸なことに現場の担当にくる途中で見積書類が滞留したため、担当の手元に書類がきたのが、物が出る直前で、いざというときになって発覚した。

 他部署とはいえ、同じ会社だ。ミスはミス、責任は責任。ところが、見積もった社員が出向だったために、親会社に対して、現場がちゃんとチェックしなかったから、と問題の所在がすり替えられていたらしい。

 何だか怒りとともに情けなくなった。現場がチェックしなければきちんとした見積ができないのなら、見積なんぞいっそ現場に任せて、やめてしまえ。いくら出向の身だとて、親会社に対して甘えがあるのなら、見積なんかするな、させるな。親子会社間で今のところ子会社は親会社からの発注の仕事で食っているので社印を押さない見積が慣習的で、文句を言われながらも訂正がきく状態が続いているが、いずれ全くの外部から仕事を受注するようになれば、見積の間違いなんぞ見積を出した段階で何の言い訳もできないはずだ。

 だが、「下」に見られているから責任を押しつけられた、ということらしい。そして、それがまかり通った。
 あほらしい、やってられるか。

 

2004 05 19 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク