実名、匿名って?

匿名の人はコミュニティを壊す権利を持っているのか?

 思ったのですが、ネットでの実名、匿名って、どういうものとして考えていらっしゃるのでしょう?

 とりあえず実名が現実世界で実際に名乗っている名前のことなのだとして、世間皆様が知っているような有名人でない、ネット上の一般人なんて、実名のように見える名前を名乗っていても、それがその人の現実世界での実名だとどうしてわかるんでしょう?
 それは実名のように見えるハンドルではなくて? 珍しい名前でなければ、同姓同名って、けっこういますよね?

 その人の素性を明らかにすれば、ああ、なるほど、これは実名だとわかるのでしょうか?

 性別は何で、何歳で、どこそこの住所に住んでいて、こういう会社の○○部署に所属していて、こういう仕事をしていて……。
 で、これって明らかにされたとして、本当なの?

 その人間が、本当にそういう人間で、名乗っているとおりの名前なのか、実際に調べてみなければわかりませんよね。
 で、ネットの向こうで、黙って見ているとてもとても多くの人たちがいて、いっせいにその人のことを調べて、個人の素性、属性が不特定多数の人間にさらされていく。
 ……怖いですよね。

 明らかにできませんよね。下手すると2チャンネルのようなところでさらされてしまいます。

 ……そうなるとすると、実名みたいに見えるけれど、これって本当に実名?に戻ってきてしまって、無限ループ。


 次に、匿名のほう。

 いわゆるハンドルネーム。
 実名じゃないんだから、匿名といえば匿名なんでしょうけれども、固定してずっと使い続けていて、ネット上のあるコミュニティのなかでは、この人、と認知されている名前。

 その名前で書き込んだり、チャットしたり、発言したり、しているうちに、人物像の輪郭ができあがってきますよね?そのハンドルネームのそれなりのアイデンティティができあがりますよね。

 これって、やっぱり「匿名」だから相手にするに値しない、んでしょうか?

 じゃ、実名のように見える、実際は実名かどうかよくわからない「実名」の人は?
 ハンドルネームと同じように、ネット上のあるコミュニティのなかで、その「実名」を固定してずっと使い続けていて、アイデンティティができあがった名前。

 実は、あまり違いがないのではないでしょうか。


 違いがあるとすれば、いわゆる「捨てハン」というやつでしょう。暴言や煽りを書くためだけの、その場限りのハンドルネーム。

 トラックバックがたくさんあるなかで、ウサ田さんのペルソナ・コミュニケーションは、おもしろくて、うん、そうそう!とうなずきつつ、すごく勉強になりました。


 それから、ハンドルネームを使っていても、私のパートナーがそうですが、実名と職業を明かしていて、現実世界でもそれなりの露出があるので、ハンドルネームだけ名乗ったとしても、ちょっと調べさえすれば、どこのだれだかわかってしまうというケースもあります。
 以前、このブログで別の記事を書いたときに、「ハンドル書いていい?」と聞いたら、「ダメ」と言われてしまいました。よくよく考えたら、パートナーのハンドル書いただけでも荒らしさんがやってくるかもしれないので、結果として書かなくてよかったかも。ちなみに、彼も私もTTYの時代から、ずっと同じハンドルです。


 それから、コミュニティを壊す云々は、管理者なり関係者なりが冷静に対処すればよいことだと思います。スルーするならスルーする、反論するなら反論する、そもそも関係してもらいたくないのなら、ブログなら管理者権限でIPではじけるし、コメントだって、トラックバックのリンクだって消せます。
 ただ、相手のネットへのアクセスを止められるわけではないので、管理権限の及ばない全然違うところで、あれやこれや書かれても、どうしようもないでしょう。
 でも、それはネットならではなくて、現実世界でも相手の口や手をしばるわけにはいかないので、本人のあずかり知らぬところで、いろいろあることないこと言いふらされたり書かれたりするのと同じことです。

 それはそれで、また別の対処方法がありますからね。

 っていうか、荒らしがあったとして、そんなに簡単に壊れるもんですかね? そんな簡単に壊れちゃうようなもの、そもそも「コミュニティ」と言うのでしょうか? という、これは、個人的な疑問。

2004 05 09 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク