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October 16, 2004

父親は、子育てにいかにかかわっていくべきか。

皆さん、こんにちは。McDMaster です。

さて、まずは学童に関する引き続きのトラックバックの数々をいただき、まことにありがとうございます。その一つ一つに対しリアクションをすることが叶わないのが私自身としてもとても心苦しいのですが、必ず全てに目を通させていただいております。そして、トラックバックをいただけることがこの「ジャンバラヤ」のいちライターとしての励みになっている、ということも付け加えさせていただくこととします。この場を借り、厚く御礼申し上げます。

トラックバックを読んで気付くのは、学童制度も例に漏れず、社会全体に広がっている「合理化」の波に呑まれようとしているということです。むろん、正しい合理化は社会・経済の効率を向上させ、より良いサービスをより廉価に市民や消費者へ提供するものとなります。しかしながら、現在行われている合理化は、おおよそサービスの提供者側のみの論理で進められているのが実情です。そのために、「現場」が不利益を被っている例が少なからず存在すると捉えています。

その「サービスの提供者」たる組織、例えば役所、もしくは(場合によっては)企業といった組織が擁している人員は、男性、あるいは父親の立場にいる人が大部分を占めると思われます。
ところが、私が学童活動に携わるようになって2年弱となりますが、そこで明白なのは「父親」の影が薄いということなのです。
※便宜上、もしくは文脈上、本来の意図とは反しますが、シングルマザーファミリーはここでは例外とさせていただきます。ただし、シングルマザーとて、特別な事情を除き、本来父親たるべき立場だった人が責務を全うしなかったがゆえにその状況を強いられているケースが多きに上ると察します。

私のところでは、学童の「父母会」が月に1度のペースで週末などに開かれますが、そこに出席されるのはいつも母親の方ばかりです。父親はといえば、役員を除いてはほとんど出席しません。その他、学童で行う各種行事、例えば夏期キャンプやスポーツ交流会などにおいて、常に大人の男手=父親の不足が問題になります。
先にも述べたように、社会や組織において相応の地位を持っているはずの父親諸氏が学童活動に積極的に参加しないのは、実に残念でなりません。そうしたあたりが、「父親感覚」での現状把握と意思疎通の難しさを招いているのではないでしょうか。

それについて、学童とは直接の関係はないかもしれませんが、「週刊!木村剛」にトラックバックされたエントリの中で秀逸な一文を見付けましたので、ここに紹介させていただきたく存じます。「毎日が新しい発見」さんのエントリです。かなりの部分をここに引用させていただくこととします。


少子化対策ねー

私は上場会社で部長しているが、小さな子供が3人いるのと、ワイフがあんまり子育て好きでない(そんな女性はいまどき当たり前と思っている)ので、自分で毎朝起きて、上の子2人分の弁当を作っている。

それから2人を幼稚園まで送っていってから会社に行き、夜もまず付き合いはとことん断って、早く帰って、家でおフロ入れたり、本読んだりしている。週末のゴルフなんて数年前にやめた。

おそらくこんなお父さんしていると、古典的な会社では、白い目で見られるだろう。実際私も白い目で見られているだろうが、そんなことを気にしていたら始まらない。

(中略)

少子化対策として、小学校や中学校あるいは高等教育でも、男性に、子育ての基本となるような、食事の作り方、掃除・洗濯など、基本的な家事を教えるプログラムを加えるっていうのはどうでしょうか。

もちろん企業単位で、男性社員に、家事を教えるプログラムがあればそれでもいいんだけど、それは個別の話だから、それこそトヨタさんにでも、率先してお願いしてもらえばいい。

まずは男性が意識を変えることから、少子化対策は始まると思うけどね。

男性が意識を変えること、そして、父親がその務めを果たすこと、これが肝心なのではないでしょうか。

私の blog で、ロンドンへ旅行に行ったというエントリを書きましたが、ロンドンのホテルで見た TV ニュースのトピックで子どもが出てくるときは、親は必ず「parent」として紹介されます。「mother」や「father」ではないのです。そう言えば、英語では子育てのことを「parenting」と書きます。Parent、つまり父親と母親の双方に子育ての責務があるということをこの事実は明確に示していると言えないでしょうか。
また、そういう精神に立てば、組織に属する「父親」たちがとんちんかんな施策を作ったりもしなくなると思うのですが、いかがでしょうか。

投稿:by McDMaster 2004 10 16 06:46 PM [03:学童] | 固定リンク

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